僕が2020年8月11日に初めて購入した高配当株ETFの一つが『SPDR®ポートフォリオS&P500®高配当株式ETF(SPYD)』です。
なぜこの銘柄だったのかというと、少々配当が高いETFを持ちたいなと思ったからです。
その後なかなか浮上しない【SPYD】について現状を確認します。
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どうしてSPYDが浮上してこないのかな
今SPYDに投資してもいいのかな
SPYDの概要(2020/9/16現在)
- 運用会社 ステートストリート
- 設定日 2015年10月21日(若い!)
- 純資産総額 20.7億米ドル
- 経費率 0.07%
- ファンドの配当利回り 5.93%
【SPYD】はS&P500高配当指数のトータルリターン(経費控除前)に概ね連動する投資成果を上げることを目指す高配当株ETFです。
S&P500高配当指数とはS&P500指数構成銘柄のうち、配当利回り上位80銘柄で構成される指数です。
つまり【SPYD】を持てばS&P500の中の配当利回りトップ80の企業に丸っと投資できるイメージですね!
SPYDの現状 – 浮上しない3つの理由
2020年3月のコロナショックからなかなか立ち直ってきません。かたや目標としている指数であるS&P500は順調に右肩上がりになっていて、連動できていません。
よく比較される【VYM】(バンガード・米国高配当株式ETF)と【HDV】(iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF)とチャートで比べても、コロナショック時の下落度合いも大きく、そこからの回復も【SPYD】だけが遅れています。
【SPYD】は80も銘柄で構成されているETFなので低調の原因特定は難しいですが、よく言われている原因については以下のものがあります。
- 騰落率において下げ幅の大きい不動産、金融、エネルギーがセクター比率で50%超を占めている。
- 一方で市場のけん引役である情報通信は9%、ヘルスケアは2.35%しか含んでいません。
- 80銘柄で均等加重平均なので、時価総額が大きい企業も小さい企業も同じ影響力を持つため。
また、設定年が2015年と歴史が浅いので、今後の増配率やトータルリターンについては未知数なところも不安要素ですね。
分配利回り比較、分配金実績の昨年との比較
分配利回り | 2020年6月 | 2019年6月 | 増減率 | |
V Y M | 4.10% | $0.83680 | $0.62470 | ↑33.9% |
H D V | 3.54% | $0.879497 | $0.750368 | ↑17.2% |
S P Y D | 5.93% | $0.365715 | $0.461955 | ↓20.8% |
【VYM】【HDV】と比べると分配利回りの高さに特徴があるのが【SPYD】ですが、コロナショックを経て分配金自体は20%以上の減少幅となっています。
とはいえ、分配利回り自体は6%近く、変わらず高配当となっています。
最後に
高配当株ETFは長期保有することが前提だと僕は考えていますので、短期的な騰落に狼狽する必要は無いと思っています。
高配当株の集合体であるETFなので減配することはあっても、個別株が持つ無配リスクは回避できます。
SPYDの経費率0.07%というのも長期保有には向いています。
減配の憂き目に遭ったとしても、分配金を更に投資に回すことで複利の効果も活用できます。
SPYDに投資を検討しているのであれば、短期的な値動きには一喜一憂しないで複利運用も交えて、長期保有をしていきたいですね。
現在もSPYDはコロナショック前の水準まで株価を戻せない状況が続きますが、これを買い増しのチャンスととらえている人もいます。
ちょうど9月の配当の情報が出てきていますが、分配金が大幅に減配となる見込みなので、逆に手放すタイミングかと考えている方もいます。
買い増すにせよ手放すにせよ、大切なのは投資に対する各人の考え方やスタンスです。
自分の投資の目的にSPYDが合っているかどうかを考えるにあたり、この記事が役に立てばと思います!
【SPYD】を始め高配当ETFは基本的には定期的な買い増しをすることは出来ませんが、【SBI証券】では定期買い付けが可能です。
ただし分配金の再投資は手動で設定が必要です。
まずはSBI証券で口座開設を申し込んでみましょう!手続きはとても簡単ですよ。
No.1ネット証券ではじめよう!株デビューするならSBI証券以上、エンティでした!Nice meeting you & Have a great day!!
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