投資アプリ「ロビンフッド」って何?!若者を取り込む売買手数料無料の投資スマホアプリ!

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Twitterでちらほら見かけていた「ロビンフッド」という言葉を僕がきちんと理解したのは、とあるニュースでした。

そのニュースは「米国の若者がロビンフッドを使ってオプション取引をして、多額の損失を出したと勘違いして自殺してしまった」というものでした。

投資アプリ「ロビンフッド」を使ってゲーム感覚で投資を楽しむ若者はロビンフッド族・ロビンフッダーと呼ばれているそうですが、いずれ日本にもやってくるかもしれない「ロビンフッド」とはどんなものなんでしょうか。

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スマホ投資アプリ「ロビンフッド」とは

【ロビンフッド】の概要
サービス開始:2015年
ユーザー数:1300万人 ※2021年1月現在
購入可能商品:株式、上場投資信託(ETF)、オプション、暗号資産(仮想通貨)

売買手数料が無料、$1から投資できる

最大の特徴は「売買手数料無料」ということと「利用者の中心は若年層」だということ。

売買を繰り返すとそのたびにかかる手数料はそれなりの負担になってきますが、それが無いということで手数料を気にすることなく売買が可能になります。個人投資家がロビンフッドに流れ込むのも不思議はありません。
ビットコインなどの仮想通貨も手数料無料で売買できるのも、仮想通貨投資も気兼ねなくできますね。

また、準備できる資金が少ない若者にとって、最低取引単位がなく1ドルから投資できる点でも手軽に始められて魅力的に映りますね。

スマホで完結、シンプルで使いやすい!

これはロビンフッドのホーム画面です。中央の数字が現在保有している金融商品および現金を表しています。下の小さな文字はその日の損益が表示されています。

とってもシンプルで分かりやすいですね。

紹介リンクから登録すると無料で株のプレゼントがあるようです。

抽選でアップルやマイクロソフトなどのメジャーな株を始め$2.5~$200の株が抽選で当たるそうで、この辺もゲーム性が高いと言われる所以でしょうか。

当選すると紙吹雪が舞い散ったり、ここでもゲームっぽさを感じさせますね。

こういったシンプルな見た目やゲームっぽい作りが、若者に対して投資の垣根を下げているようです。そこにコロナ禍による巣ごもり需要が重なって、利用者の急増につながりました。

手数料要らずで売買手続きが非常に簡単なので、どんどん投資したくなるような仕様・デザインになっているんですね。

ロビンフッドの問題点、デメリット

ゲーム性の高さ

スマホのゲームのように投資ができるサイトデザインになっていて、実際の購入手続きもとても簡単に設計されているので、短期間での売買を頻繁に行うことも可能です。

プッシュ通知も一日に何度も新たな情報を送ってくるため、他の高値の銘柄が気になり、それにも簡単に手が出せる。まさにゲーム感覚で「株を転がす」感じですね。

投資を若者にも広く門戸を開くことは悪いことではありませんが、ゲーム性が強く出すぎると適正なリスクを超えて取引を行ったりして、結果的に大きな損失を被る危険性もあります。

オプション取引は刷新されたが

大きなマイナスを出したと勘違いして自殺した若者はオプション取引をしていました。オプション取引は将来の金額を予想して売る・買う権利を売買するもので、投資初心者には仕組みが複雑で分かりづらい取引です。

この自殺の一件でロビンフッドはオプション取引の利用要件を厳格化したようで、審査があったり投資情報の充実化を図っているようです。

それでもその後、ゲームストップ株の急騰ではロビンフッダーなどの個人投資家のオプション取引が大きく影響して、ヘッジファンドが損失を被るといった事態も起こっています。もはや投資ゲーム、マネーゲームの様相を呈していると思います。

収益構造の不透明性

ロビンフッドでの取引は全て超高速取引業者(HFT)に委託して、ロビンフッドはそこから受け取るリベートを収入源としています。
こういう仕組み自体は他の証券会社でも行われていることですが、ロビンフッドは創業当初からこの取引を行っていながら、2018年まで公表していませんでした。

こういう企業体質・不透明性により、今なおロビンフッドの収益構造は不安視されています。

日本からは登録ムリなようです

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「ROBINHOOD」の公式サイトから登録しようとしてみましたが、どうも米国外からアクセスすると登録は出来なくなっているようです。

「残念ですが、現在はアメリカ国外からの申し込みはお受けできません」だそうです。

果たして日本にやってくる時はあるのか、いつなのか。

どんな形で導入されるのか、気になりますね。

最後に

比較的金融リテラシーが高いと思われている米国ですら、若者がロビンフッドのゲーム性に惹かれて投資をしているという状況があります。

「金融リテラシーが低い」と言われている日本の若者がロビンフッドに触れた時に何が起こるのかは分かりませんが、アプリ上で数字だけが上がり下がりする状況を現実の自分の資産と結び付けて、正しく資産管理ができるのかは疑わしいところです。

その時はロビンフッドが好き放題しないよう、金融庁の厳しい監視の目に期待するほかありませんが、僕も少しでも有益な情報をブログで提供することで、読んでいただいている人の金融リテラシー強化に寄与できればと思います。

以上、エンティでした!Nice meeting you & Have a great day!!

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