以前から少し気になっていた【ウェルスナビ】のロボアドバイザーに、10万円のお金を運用してもらおうと思います。
基本的な資産運用は楽天証券とSBI証券で行っていますので、ウェルスナビでは初期投資の10万円がどんな形で運用されていくのかを見ていこうと思います。
🔹こんな人へおすすめの記事
ウェルスナビについて知りたい。
ロボアドバイザーってどんなものか興味がある。
忙しい人向けって本当?
ウェルスナビの概要
ウェルスナビ株式会社が2016年7月にスタートさせた資産運用サービスが「WealthNavi」です。
預り資産3400億円口座数36万口座(2021年1月12日現在)で預かり資産・運用者数No.1 ロボアドバイザーです。(WealthNavi公式サイトより)
最適なポートフォリオの自動構築~あなたに合った資産の組み合わせ~
ノーベル賞受賞者が提唱する理論に基づく金融アルゴリズムから、あなたに合った資産の組み合わせ(ポートフォリオ)を自動で構築します。
引用:ウェルスナビ「サービス」https://www.wealthnavi.com/service
ざっくり言うと、資産の組み合わせが無数にあるなかで、同じリスクで、もっともリターンが期待できる組み合わせで資産運用をしてくれるというもの。そして資産配分のバランスも定期的に自動でメンテナンスしてくれる。
なんだかよく分からない投資初心者でも、自分よりは上手に資産運用してくれそうな気がしませんか?
ロボアドバイザーってどんなもの?
ロボットアドバイザーといっても、ロボットが「あれを買え」「〇○万円追加投資しろ」と指示してくるものではありません。
事前に個別診断した受け入れ可能なリスクの程度(リスク許容度)に合わせて、預けた金額の中で最適な投資商品の組み合わせ(ポートフォリオ)を作成し、適宜調整(リバランス)を行ってくれるものです。
つまり投資の手順をほぼ全て自動でやってくれるのがロボアドバイザーです
自分の資産の中から投資に回せる余裕資産が幾らあるのか、それさえ決めれば「後は全てお任せ」というわけです。
仕事や家事、子育てなどで投資についてゆっくり考える時間がない、投資を始めたいけど何から始めたらいいか分からない、そういう人にはオススメです。
僕も実際に登録して運用してみようと思います。
安心安全の実績ナンバーワン!
投資を始める人にとって、ロボアドバイザー投資サービスで「預かり資産No.1」「顧客満足度No.1」といった評価は安心して任せられる好材料ではないでしょうか。
【ウェルスナビ】はこの通り!
初期投資費用10万円が必要
僕がつみたてNISAでインデックス投資を行っている楽天証券では、投資信託は100円から買付できます。
一方、ウェルスナビでは最低投資額は10万円となっているので、最低10万円は準備しないといけません。
口座開設手続きが全て終わると、10万円を入金したところから実際の投資がスタートします。
なお、積立は1万円から可能です。
初めて投資をする人は少々不安に感じるところかもしれません。
上手くいかなかった時に「いい勉強代だった」と思うにはちょっと高額ですね。
過去の実績であり将来を確約するものではありませんが、安心材料として、これまでのウェルスナビの投資結果が公開されています。
2016年1月19日に一番最初に100万円を投資、その後毎月3万円を積み立て続けたモデルケースです。
トータルリターンが+14.7%~+31.5%と、過去の実績はなかなかに優秀なのではないでしょうか。
ちょっと割高感のある手数料1%
「手数料1%」を高いと取るか安いと取るか、それは投資経験や知識などによって違うでしょう。
この手数料は買付手数料ではありませんので、積立の度に積立額の1%の手数料がかかるのではありません。
たとえば最低投資額10万円だけを運用するのであれば、年間手数料は1%の1000円。その12分の1が毎月引き落とされることになっています。
インデックス投資ではコスト面で0.01%レベルでシノギを削る世界なので、1%がとても大きいものに感じますが、初心者が「安心感を得る対価」「よく分からない選択・処理の手間賃」と捉えれば、それほど高いものでもないのかもしれません。
投資である以上、元本割れもあり得ます
投資である以上、元本割れのリスクがあります。投資額が1年後、5年後、10年後に必ずしも増えているとは限りません。
ウェルスナビではリスクの度合い(リスク許容度)を1~5で設定していますが、リスク許容度1でも全体の25%は株式への投資ですので、コロナショックのようなことが起これば大暴落する可能性もあります。
ただし元本割れを恐れていてはリターンも期待できません
リスク許容度1では株式の大暴落に備えて、暴落時に値下がりしにくい債券や金なども多めに含んでいることが分かります。
ロボアドバイザーが上手にリスクコントロールできたポートフォリオを組んでくれることは間違いないでしょう。
米国ETFを少額から買える
ウェルスナビでは自動で組まれるポートフォリオが公開されています。
なので「ウェルスナビを真似て、自分で米国ETFを購入してポートフォリオが作れるじゃないか」と思う人もいるでしょう。
ところがそう簡単にはいかず、個人で米国ETFを買おうと思うと「一株単位」で購入する他ありません。
僕がウェスナビで運用しているポートフォリオには米国株(VTI)という銘柄が含まれていますが、一株234ドル(2021.9.3現在)もします。
また金ETF(GLD)も含まれていますが、こちらも一株171ドル(2021.9.3現在)です。
僕のポートフォリオには全部で6つの銘柄が含まれていますが、真似ようと思って簡単には計算できません。
ウェスナビでは「株単位」ではなく「口数単位」で購入できますので、一株未満で購入していくことができるようになっています。
僕はウェルスナビで米国ETFを378ドル分(1615口)持っていますが、個人ではこのような購入の仕方はできません。
ちなみにウェルスナビの僕のポートフォリオ(初期投資額10万円)と同じ組み合わせを株単位で購入していくと、ざっと200ドル(1ドル110円として約22万円)が必要になるので、初期投資額の2倍を用意しないといけませんね。
細かく適切に組み合わせてくれるのは嬉しい!
今後NISA対応する予定!(要注意)
「ウェルスナビがNISAに対応していない」ことをデメリットという声がありますが、2021年春にNISAに対応したサービスを開始する予定のようです。
ウェルスナビは2020年2月から【おまかせNISA】として一般NISA口座を活用した資産運用サービスを開始しました!
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「おまかせNISA」、ウェルスナビでNISA口座が開設できます!
ただし、2021年度中に一度でも他の金融機関でNISAの非課税枠を使っていると、ウェルスナビのNISAサービスは翌年まで利用できません。
他の金融機関でNISA口座をすでに持っている人も、ウェルスナビの方へ移すことは可能です。
ただ、非課税枠の利用とNISA開始のタイミングだけは気を付けたいですね。
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つみたてNISA⇆一般NISAへの変更、他の金融機関への変更のメリット、デメリットについて
最後に
ある程度の投資経験があって、それなりの初期投資費用が準備出来れば、ウェルスナビのポートフォリオを真似て自分で組むことができますね。
診断結果には各構成銘柄に米国株(VTI)、米国債券(AGG)と具体的な銘柄まで書かれています。
またウェルスナビは長期的な資産形成を目指す投資方法なので、短期で大きな利益を見込みたい人にはちょっと合わないでしょう。
投資を始めることは、実はそれほど難しいことではありません
銘柄を選んだり配分を決めたり、そういうことに不安があって一歩踏み出せない人は、ぜひウェルスナビで始めてみましょう!
以上、エンティでした!Nice meeting you & Have a great day!!
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