【初心者向け】投資信託の【目論見書】の読み方、丁寧に教えます!ポイントは4つ!

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SBI証券、楽天証券を利用していますが、初めて購入しようと手続きを進めていくと、色々な確認事項がありました。

その中に「目論見書もくろみしょ」という聞きなれない書類がありました。書いてある意味も分からず、無論読み飛ばしました。笑(←絶対ダメ)

目論見書ってなんぞや?

目論見書とは色々と大切な情報が書かれている、いわば投資信託の「トリセツ」取扱説明書みたいなものです。

例えば僕が利用しているSBI証券だと、保有している投資信託の目論見書を確認するのであれば、TOPの「投信」タブをクリック、左の「投資信託を探す」でファンドを検索します。出てきたファンドをクリックするとファンド名の右の方に「目論見書」のボタンが出ていると思います。

投資信託の知っておくべき情報などググれば山のように出てきますが、その内容の真偽のほどは確かめようがありません。万が一にも間違った情報によって、自分の投資の目的から外れてしまっては大変です。

投資の基本は自己責任ですし、大切な自分の資産を投資するわけですから、目論見書は必ず目を通して、自分が投資しようとする商品がどういったものなのか、しっかり確認しましょう。

ちなみに目論見書は「交付目論見書」と「請求目論見書」の2種類があります。普段買い付けする際に目にする目論見書はポイントだけを押さえた「交付目論見書」になります。

SBI証券[旧イー・トレード証券]

目論見書に記載されている内容

ファンドの目的・特色

何を目的として、どこに投資しているのか、また、どのような成果目標を持って運用するのかなどについて記載されています。

追加記載事項

投資対象ファンドの概要などが記載されています。例えば「楽天全米株式インデックスファンド」だと投資対象である上場投資信託証券(ETF)の情報が記載されています。

投資リスク

運用していく上で、様々な要因で生じる各種リスクが明記されています。「楽天全米株式インデックスファンド」で明記されているのは価格変動リスク、株価変動リスク、為替変動リスク、金利変動リスク、流動性リスク、信用リスクなど。

クーリングオフ適用外であることも書かれています。

運用実績

直近の実績は運用レポートでも確認できますので、ざっと目を通しておきましょう。主に基準価格・純資産総額の推移、過去の分配金、年間収益率の推移などが明記されています。

手続・手数料等

こちらは申し込み(手続き)に関する事項や、手数料に関する事項です。購入・換金の単位・価額、信託期間、決算日、収益分配から購入時手数料、運用管理費用(信託報酬)、分配金受取や換金時にかか税金などですね。

初心者が確認したい4つのポイント

ざくっと書き上げてみても、やっぱり分かりづらいというか、項目が多岐に渡っていて理解するのが大変ですね。注目すべき点に更に絞り込んでみます!

ここでは長期運用することを前提に、「楽天・全米株式インデックス・ファンド」を例に確認したいポイントをまとめます。

何に投資する投資信託なのか

全米株式ですからね、米国の株式への投資ですね。

インデックスファンドなので、CRSP USトータル・マーケット・インデックという指数に連動することを目指すファンドですね。

リスクについて

どんな要因でどんなリスクが想定されるかは押さえておかないといけませんね。

例えばファンドが投資する企業の株価下落(株価変動リスク)、円高になって損をする(為替リスク)、ファンドの投資先企業が倒産して株式の価値が無くなる(信用リスク)、売買が極端に減って希望する価格で売れない(流動性リスク)が考えられます。

ファンドの安定性はどうか

基準価額(=投資信託の値段)が長期間で見て右肩上がりになっていれば、長期的なリターンはプラスになっているということですね。

純資産(=投資信託の規模)が長期的に右肩上がりであれば、ファンドに資金が順調に集まり、それだけ安定した運用が出来るということです。

参考:投資信託説明書(交付目論見書)|楽天・全米株式インデックス・ファンド 愛称:楽天・バンガード・ファンド(全米株式)
https://www.rakuten-toushin.co.jp/fund/nav/rivue/pdf/rivue_P.pdf

「楽天・全米株式インデックス・ファンド」は設定日以降、基準価額・純資産ともに右肩上がりに伸びてますので、今のところは長期的には安定した運用が出来ていると言っていいでしょう。

あくまでも長期間運用するという前提に立っていることを覚えておいてください。短期的に見れば大きく基準価額を下げている時もあります。

手数料はいくらか

「楽天・全米株式インデックス・ファンド」は購入時手数料、信託財産留保額(=解約手数料)はともに無しなので、信託報酬(コスト)を見ておけばいいでしょう。

あと分配金や換金(解約)時にかかる税金も明記されていますが、つみたてNISAなどを活用すればかからなくなりますね。

最後に

僕は家電製品を買ってもトリセツはロクに読まずに使い始めちゃいますが、それはテレビとか掃除機とか、以前にも別の物を使っていて、使い方も機能も何となく頭に入っているからです。

今まで使ったことのないAIスピーカーとかを購入したら、きっとトリセツをじっくり読んで、それからセッティングして使ってみると思います。

新製品であってもトリセツを隅々まで一文字一句読み解いてはいませんよね。きっと使うために覚えておくべきポイントは限られてくると思います。

いままで投資をしたことが無いのであれば、同じようにしっかりと取扱説明書=目論見書を読むことは大切ですが、それこそ一文字一句読み解く必要はありません。

まずは先ほどの4つのポイント「何に投資する投資信託なのか」「リスク」「ファンドの安定性」「手数料」の書かれている箇所を読んで、自分の投資の方向性にあっている商品かどうかを見極めて、投資するかどうかを決定しましょう。投資は自己責任で運用しましょう!

以上、エンティでした!Nice meeting you & Have a great day!!

SBI証券[旧イー・トレード証券]

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