このブログはAnalyticsによると、ずっと直帰率が0%です。
ブログを3ヶ月もしていて、今頃になって「直帰率0%の異常さ」に気づきました。
1ヶ月目は「直帰率0%ってことは、ブログをしっかり読んでもらっているのだろう♪」と思っていましたが、3ヶ月目に入っても直帰率0%はおかしいと思い始めました。
調べてみると「直帰率一桁%は異常なので、トラッキングIDの重複を疑え」という文言を幾つも見ました。
どうやら直帰率0%はサイト内でのトラッキングIDの重複が引き起こした幻だったようです。
早速対応しました。
もし直帰率が10%以下だったら、Analyticsで正しい解析が出来てないかもしれません。
一度僕のやった方法で確認してみてください。
直帰率、トラッキングIDについて
直帰率
直帰とは、サイト内の 1 ページしか閲覧されなかったセッションのことです。Google アナリティクスの場合、Google アナリティクス サーバーに対するリクエストを 1 回だけ発生させたセッションを特に区別して直帰として扱います。たとえば、ユーザーがサイト内のページを開いた後で、そのセッション中に Google アナリティクス サーバーに対する他のリクエストを発生させずに離脱した場合、このセッションは直帰のセッションになります。
Googleアナリティクスヘルプ https://support.google.com/analytics/answer/1009409?hl=ja
つまり最初にサイトを訪れた、そのページから他のページに移ることなく、別のサイトに離れていったユーザーがどの程度いるかを測るものが直帰率です。
自分のサイトに10名の訪問者がいて、6名が最初のページだけ見て別のサイトに移り、4名は自分のサイトの別のページを見てくれたとします。
この場合6÷10=60%が直帰率となります。
最初のページだけでなく他のページも見てほしいですよね。
トラッキングID
トラッキング ID は「UA-000000-2」のような文字列です。アナリティクスでデータを送信するアカウントとプロパティを指定するには、この ID をトラッキング コードに追加する必要があります。
Googleアナリティクスヘルプ用語集/トラッキング ID とプロパティ番号
https://support.google.com/analytics/answer/7372977?hl=ja&ref_topic=6083659
ホームページに設置されている「トラッキングコード」という計測コードが読み取られることで、誰がどこから訪問したのか、どれくらい滞在しているのか、どのようにサイト内を移動しているのか、などを計測します。
「トラッキングID」はこのトラッキングのコードの一部で、アカウントを特定するためのものですね。
このトラッキングIDが二重計測されていると、Googleアナリティクスが正しい数値を計測できなくなります
トラッキングIDの二重計測が行われると「突然PV数が倍増した」とか「直帰率が異常に低い」といった不正確な数値が出てしまい、正しい解析が出来なくなります。
僕の場合もこれが原因で直帰率0%なんておかしな数値が出ていたと思われます。
正しい直帰率を計測するために
Tag AssistantでトラッキングIDの重複を確認しよう
GoogleChromeの拡張機能に「Google Tag Assistant」というものがあります。
これを使ってサイト内のトラッキングIDの重複を確認しましょう。
お持ちでない方は、まずはGoogleChromeをダウンロードしてください。
Google Tag Assistantのセッティング
GooglChromeを立ち上げたら、Googleウェブストアで「拡張機能」を選択して「Google Tag Assistant」を検索してください。もちろん無料です。
こちらがGoogle Tag Assistantです。
「Chromeに追加」→「拡張機能に追加」を選ぶとChromeの画面の右上に小さい青の付箋のようなアイコンが増えます。これでGoogle Tag Assistantの機能追加は完了です。
Google Tag Assistantの使い方
使い方は非常に簡単です。
Google Tag Assistantのアイコンをクリックすると、最初の設定画面が出ますので、そのまま「Done」ボタンを押して設定を完了します。
トラッキングIDの重複を確認したいサイトのトップページを開いてGoogle Tag Assistantのアイコンを再びクリックして起動しください。「Enable」をクリックすると動作開始です。
「Enable」ボタンをクリックした後でファンクションキー「F5」などで画面を更新てください。
するとGoogle Tag Assistantの表示が変わります。
下記の画像で「Result of Tag Analytics 1 In total」と表示されていますので、このサイトではトラックIDの重複はないということです。
僕のサイトではこの表示が「2 In total」となっていたので、2つ重複していたことになります。
これが直帰率0%を引き起こした原因でした。
重複したトラッキングIDを修正する【COCOON】
ここからは僕の場合の話になります。
僕のサイトでは「SITE SKIT」というプラグインを導入していますが、このプラグインにも解析機能がついています。
またサイト内のトラッキングIDは「COCOON設定」の「アクセス解析・認証タブ」の中に「GoogleAnalyticsトラッキング」という項目があり、こちらにトラッキングIDを入力していました。
この2つのトラッキングIDが重複していたので、僕は「COCOON設定」の方のトラッキングIDを削除してみました。
トラッキングIDの重複を修正した結果
トラッキングIDの重複を修正した当日は、GoogleAnalyticsに何度アクセスしても直帰率は0%のまま変わりませんでしたが、翌日にはずっと0%だった直帰率が7%になりました!
修正前の数値は変わらないようなので、修正後に日数を重ねていくことで今後は正確な直帰率が出てくることと思います。
直帰率はどれくらいが適正なのか
一般的には直帰率はおおむね40%程度だと言われています。個人のブログは60~90%くらいだという話もあります。
そもそも個人のブログにとっては、直帰率よりも滞在時間の方が重要だという意見もあります。
この辺りはマナブさん(https://manablog.org/)がとても分かりやすく説明してくれています。
最後に
調べてみると直帰率だけでなくPV数にも悪影響があるという話もありましたので、正しい解析をするためにはトラッキングIDの重複は解消しておいた方が良さそうです。
以上、エンティでした!Nice meeting you & Have a great day!!
このブログは【COCOON】という無料テーマ&WordPressで作成しました
【国内最速No.1】高性能レンタルサーバーConoHa WING
コメント