投資に興味を持つ方や、実際に始める方が最近多くなってきていますが、自分が取れるリスクについてはどくれらい把握しているでしょうか。
「結婚していて子供が二人もいるから余りリスクは取れないな」「独身だから多少冒険しても大丈夫」くらいの感覚の方も少なくないと思います。
これから投資を始める方や投資を始めて間もない方が、自分の取れるリスクについて改めて考える機会になれば幸いです!
リスクとリスク許容度
投資における「リスク」とは、リターンの振り幅のことを言います。投資では一般的にはローリスク・ローリターンもしくはハイリスク・ハイリターンしかありません。
リスクの振り幅がマイナスになった時の受け入れる度合いが大きいほど、リスク許容度が大きいと言えます。
意味
投資に際して”どの程度リスクを引き受けられるか”ということ。
解説
リスク許容度は一人ひとりの事情によって異なりますが、「客観」と「主観」の両面から総合的に考えることが大切です。
引用:日本証券業協会 金融・証券用語集 https://www.jsda.or.jp/jikan/word/319.html
客観的な要素は、収入や資産額、年齢、投資経験、今後のライフイベントの数などで、(ほかの条件が同じなら)収入や資産額は多い方が、年齢は若い方がリスク許容度は高いと考えられます。
一方、主観的な要素は性格的なもので、例えば株価が下がると心配で眠れないといった場合にはリスクを取りすぎないよう注意が必要です。
投資でどれだけのマイナスに耐えら得るかどうか、それがリスク許容度です
リスク許容度のオンライン自動診断
投資の際に取れるリスクは、自分の年齢、収入、資産、家族の有無、性格、投資経験など様々な要素を元に算出されます。
リスク許容度はオンラインで計算してくれるサイトが幾つかありますが、質問項目が異なるため結果も微妙に異なります。
全銀協の診断サイトでは資産状況以外に「年齢」「保険」「未婚・既婚」などについても質問項目があり、結果は【バランス運用タイプ】だと診断されました。が、少しチャレンジしてもいいかも、というアドバイスが入っていました。
フェデリティ証券の診断では資産状況や投資に回せる資産額、投資の知識などを訊ねられました。結果は株式投資で60%超を占めているので、割りと【積極運用タイプ】なのかなと思います。
モーニングスターのリスク許容度診断では【積極型投資スタイル】だということでした。質問事項は想定している投資期間、資産全体に対する投資額の割合、投資知識、経験などでした。
この中では全銀協の診断テストが、より幅広い質問項目が設定されていたので一番現実に即したリスク許容度が測れている印象でした
リスク許容度を自分で判断してみる
一般的には次の状況にある人はリスク許容度は高いと言われます。
- 若い人:若いがゆえにリカバリーできる時間、体力がある
- 独身の人:自分以外の妻や子供に対する責任がない
- 保有資産額の大きい人:多少の損失ではびくともしない
- 仕事が安定している人、高収入な人:損失をカバーできる収入が見込める
- 投資経験が長い人:経験値が高いと読みを大きく外さない
20代前半と若くて、独身だったとしても、投資経験が未熟で保有資産が少なかったら、リスク許容度はそれほど高くないと言えます。
個別株投資で数社にまとまった資産を投資するのは、リスク許容度を超えているように感じます。
コツコツ少額からインデックス投資を始めて、リスクの高い投資は金融リテラシーが上がってからでも十分に間に合うだけの時間が残されていますよね。
40歳後半、妻と子供二人の家庭があるという状況でも、保有資産が数千万円あって、年収1,000万クラスのビジネスマンであれば、リスク許容度は高いと言っていいと思います。
インデックス投資で手堅く資産形成しつつ、個別株投資などで少し高めのリスクを取っていくことも、リスク許容範囲内かと思います。
最後に
どこでも言われるように「投資は自己責任」です。
置かれている状況は千差万別で、今回のリスク許容度ひとつ取っても人によって大きく違いますので、100%正解というものはありません。
将来の目的達成のために、自分の状況をしっかりと見極めて、今の自分にとって最適な投資方法とリスク許容度を把握して、より効率の良い投資方法を実践していきましょう!
以上、エンティでした!Nice meeting you & Have a great day!!
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